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プロフィール

TAKE*

Author:TAKE*
しょせん初心者のたわごと。
非常に勝手なこと書いていますが、
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阿波おどりな三味線は?(2)

阿波おどり三味線勉強会、第2回目です。
基本的に阿波おどりにおいては、主に細棹中棹三味線が用いられる様です。
また、近年、中棹も使われる様になってきているとも書いている文献も見ます。

三味線の種類は大きく3つ有り、
細棹長唄・小唄・端唄・民謡
中棹民謡・地唄/民謡は東さわり* あり、地唄は無しという感じみたいです)
●太棹(津軽・義太夫)
とあるようです。
この辺りの切り分け方は調べていてもいろいろありよくわかりません。。
太棹は津軽・義太夫は変わらないのですが、細棹中棹に置おいてはその切り分け方が
調べる場所によってまちまちです。調べるほどかなり細かく分かれている様です。
これは胴のサイズについても同じでして、
あくまで上記はざっくり切り分けた感じでしょうか。
細棹でも中棹くらいの太さの三味線があるらしいですので、さらに紛らわしいですね。
上記3つの見分け方としては、棹から胴に繋がっている辺りを見るとわかります。

CIMG0103.jpg
細棹は鳩胸といって、大きく下へ湾曲して胴へ繋がっています。

CIMG0102.jpg
中棹は湾曲せずに真っ直ぐに胴へ繋がる直前で少し下へ落ち胴へ繋がっています。

太棹は形状的には中棹と同じです。。明らかに太く、大きいのですが、見分け方として、
胴に張ってある皮の表裏のノリシロが長いので、棹と胴の接続部分まで皮が来ています。

阿波おどりにおいては基本的に細棹~中棹が用いられますが、演舞の構成で演奏する
ジャンルによって棹を使い分ける様です。ですので舞台演舞の内容により、
例えば天水連の演舞の中に「六段」、「津軽甚句」などを伴奏に取り入れている
パートがあり、太棹の津軽三味線が用いられている姿もみます。
阿波おどり用」といった三味線というのは無い様で、よく見るのは細棹でしょうか。
また阿波おどりに用いられるお囃子は、よしこの節、吉野川、祖谷の粉ひき歌など
民謡がベースになっています。
そういった曲に合った三味線を用いているということでしょうか。

まだ、長唄とか小唄、端歌、地唄などのジャンルの見分け方が
難しすぎてよく分りません。。。
もう少し腰を据えて探求しませんと理解できなさそうです。
その中の三味線の使い分けられ方というものも、まだ分らない事ばかりです。

東さわり*
CIMG0109.jpg
東さわりあり
CIMG0108.jpg
東さわり無し
三味線にはサワリ音と云うものがあり、1の糸より発する振動音「バイブレーション」が
正しい音を発生しなければなりません。サワリがついているか、
いないかで三味線の音は生きもし、死にもします。
サワリが良くついている場合には独りでに音に余韻が生まれ、曲は生き、映え、
聴く者をして陶酔の境地へ誘うことができます。
ですから触りは三味線にとって一番大切です。
では良いサワリとは一本調子の余韻ではだめです。
例えて言いますと、波が押し寄せてくるような余韻(ガーアン、ガーアン、ガーアン、)
このようなサワリが良いサワリです。
この良いサワリがつきますと、2の糸、3の糸に共鳴して素晴らしい音に変わります。
さわりとは音を鳴らしたときに「ビーン」というカラオケで例えると
エコーのようなものです。倍音成分を増やして音色に味を付け、
響きを延ばす効果があります。
東さわりは主に民謡三味線や津軽三味線などに用いられます。長唄三味線や
地唄三味線などはこの東さわりは付いておりません。東さわりは裏のネジを回し、
さわり付けを上下させ一の糸に触れさせてさわりの均衡を保ちます。民謡三味線や
津軽三味線に東さわりが付いていないと本来の音質がいたしません。長唄三味線や
地唄三味線、小唄三味線などはさわり溝に一の糸を触れさせてさわりを付けます。
和楽器市場より

音の印象としましては、
●細棹 軽めで軽快、歯切れがよい、きらびやかな感じでしょうか。音量は小さめ。
●中棹 細と太の間になるのですが細棹寄りと言った感じでしょうか。音量は少し大きい。
●太棹 音が大きい、生で聞くとゴロゴロ~とした感じ? 音量は大きめ。
津軽三味線というと撥で太鼓をバチバチ叩く撥さばきと、テクニカルな速弾きで
とても見る人の心をキャッチするあれです。津軽三味線の神様といえば
高橋竹山という人らしいです。その音源など聞きますと、
結構コロコロコロ~~と転がる様な全然、柔らかいやさしい音なのです。。
三味線のいわゆるちゃり~んとかしゃり~んとかぱりぃ~~んと
言う感じは細~中棹の音の様です。

阿波おどりのお囃子のアンサンブルは、大太鼓、〆太鼓、鉦、篠笛、竹などなど
さまざまな楽器が用いられ、それぞれの数で音量などバランスを取っている様です。
三味線の音が大きすぎると笛をかき消してしまう、
逆に太鼓の音が大きすぎると三味線の音をかき消しまうなど、
鳴り物の数とのバランスも大事な様です。
そのアンサンブルの中では長唄・民謡三味線の音が合っている様です。


三味線の材質としましては、棹と胴に分けられます。
●棹
 ○紅木 高級品:演奏会用:木質は水に沈むほど緻密で堅く歪がこない
 ○紫檀 中級品:お稽古/演奏会用:木質は緻密で、堅くて、重い
 ○花梨 初級品:お稽古用:粗雑で目が粗く紫檀や紅木に比べると柔らかい

純粋に同じ条件で弾き比べた訳では有りませんが紅木と花梨を弾き比べてみました。
花梨の棹は木質上柔らかい為、弦の振動を胴へ伝え切っていなく
三味線全体で鳴っている感じといいますか、また全体が振動しているため
ボワンとした音の印象です。ボンボンと言う感じでしょうか。
もちろんこの辺り、花梨の棹でも工作・組み付けの精度で一概には言えない様に思います。
かたや紅木はといいますとやはり棹の材料が固く重たいため、
棹に余分な振動がなく胴へ直接振動が伝わっている様です。胴が鳴る感じでしょうか。
その為、棹自体へのタッチはかなりカッチリとした印象を受けます。
音の立ち上がりも大変良くなり、音の抜けが良くなります。また無駄な振動が指先に来ず、
非常にタイトな音となりニュアンスが出るといいましょうか出しやすく、
とても弾きやすく感じました。阿波おどりのお囃子において、埋もれがちな三味線の音ですが、
歯切れ良く、リズミカルに踊り子さんたちを踊らせなければなりません。
音の良い部分が埋もれず抜けてこさせるにはやはり紅木となるのでしょうか。

そういう意味で、気になるのは紅木ですがその中でもやはりランクが有るようで、
ギターのトラ目など同じでトチと言うそうなのですが、
そのトチが入っている物ほど高級な様です。
CIMG0111.jpg
※これはそれほどでは無いと思います。
ギターでも杢目が出ている物ほど見た目にも綺麗で高いですよね。
また、良い木ほど継ぎ目となる軸の受け部分に金を用いた金物が取り付けられ勘合部分の
強化がはかられているそうです。「金細」と言い、金や銀を用いるようで当然高級な紅木ほど
金を用いている様です。一般的にこの杢目や金細がある方が音が良いとかは無いみたいです。
杢目が美しく貴重で高級な木ほどこのような細工を施してその価値をさらに高めている様です。

と、言う感じで第2回でした。次回は胴や皮。第3回はその他、細かい所のお話かな?
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