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TAKE*

Author:TAKE*
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非常に勝手なこと書いていますが、
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阿波おどりな三味線は? (3)

三味線なんぞ高尚な話しをネタにしております。
三味線は高尚な物なのか?どうかはさておき、ギターが庶民的な楽器であるのと同じく、
伝統芸能と言えば敷居は高いのですが、民衆芸能と思えば少しは心は楽?なイメージ。
昔は三味線も庶民の物だったのではないかと、気軽な気持ちで書いておりますので、
いろいろ調べて書いてはいますが、もし間違った記述等ございましたら、
ご指摘等いただければと思います。

●胴
基本的に三味線の胴は、お稽古用、演奏会用を問わず花梨で出来ており、
木質が音響的に胴に適しているそうです。また胴の内側には「綾杉彫り」と
呼ばれる内側に細かい彫り込みが施されており、
胴の中で音を乱反射させよりキラビやかな音になる様です。
逆にその内側に何も彫り込みが施されていない胴を「丸打ち胴」と呼ぶそうで
綾杉彫りに比べ音がそのキラビやかな部分が無くなり、やや丸い感じの音の様です。
当然、綾杉彫りの方が高級とされています。手間ひまかかっていますからね。さらに
高級品には子持ち綾杉と呼ばれるさらに細かい彫り込みを施してある物もあります。

あと胴の外側、目に見える部分においては胴の辺の中に綺麗に木目の中心が
来ている物が良いとされています。木目がはっきり出ていたり、ぼやけていたりで
値段が変わるようで当然はっきり綺麗に出ている物が高級とされています。
CIMG0104.jpg

CIMG0105.jpg

●皮
三味線の表裏に貼られている白い物は昔から猫の皮「四つ皮」と呼ばれる物です。
昨今その「四つ皮(よつかわ)」は高価なため(量が少ない)その代用として
犬の皮「犬皮(けんぴ)」が用いられている様です。
「四つ皮」は非常に薄くとても良い音が出るということです。
なぜ四つ皮と呼ばれるのはちょうど貼った表面に猫の乳が四つ見えるからだそうです。
表裏で2匹の猫が犠牲になるという贅沢な物ですね。。
「犬皮」も安い訳ではありませんけど。
その皮をカンカンに破れる寸前まで引っぱり貼ります。
それを「カン張り」と言うそうです。
当然カンカンに貼った皮は爪で弾くとその音の通りカンカンと言う音がします。
胴の木との接着には「餅米」を使うそうです(!)も、もちごめですか。。
その皮と接着剤が相まって、湿気や気温の変化に敏感な様です。
張ってから半年くらいはあまり落ち着かない様ですが半年が過ぎると
比較的安定期(少し緩むのでしょうか)に入り2~3年は持つ様な話も聞きます。
しかし梅雨時期にあっけなく逝っちゃう場合もある様です。ですが、
2~3年も立ってくると皮の張りが緩んで来て音にも影響が出てくると言う事です。
破れても破れなくても2~3年に一回は張り替えましょうと言うのが通例の様です。
また、演奏する際、よく撥があたるところに貼付ける「撥皮」なる物が有ります。
民謡三味線は半月型で太鼓の皮へその「撥皮」を貼付け二重にする事で
撥先から皮を保護する役目があります。

「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉が有りますよね。それというのは、
1. 大風で土ぼこりが立つ
2. 土ぼこりが目に入って、盲人が増える
3. 盲人は三味線を買う(当時、三味線は盲人が弾いた)
4. 三味線に使う猫皮が必要になり、ネコが殺される
5. ネコが減ればネズミが増える
6. ネズミは箱を囓る
7. 箱の需要が増え箱屋が儲かる

という事らしいです(笑)ふぅ~んって感じですね。
江戸時代からあった言葉の様ですが当時からそういう経済循環と申しましょうか
現在の経済観念と変わらない雰囲気が伺い知れますね。


民謡三味線の一般的な糸の太さです。
 ※あくまで基本的な数値です。
 ●糸:素材は絹、テトロン、ナイロンとあります。
  太 一の糸 15-1/17-1/18-1
  中 二の糸 13-2/15-2/13-2
  細 三の糸 12-3/13-3/13-3
  ※組み合わせ例ですので、個人の好みにより多少異なります。
CIMG0113.jpg
CIMG0115.jpg

一と二の糸は太さがまぁまぁありますので、そう易々とは切れない様ですが、
勘所、よく押さえるツボの部分はギターと違って金属のフレットが無いため、
押さえた時に響きを良くする為に、弦を押さえる時に爪を立てますので、
しだいにその部分が毛羽立ってきます。
やはり一番細い三の糸は、絹を撚ってロウなどでコーティングしているだけですので、
爪があたる所、撥があたる所、また撥のかえしで、やってしまいがちの様です。
ですので三の糸のみナイロンを使用するという方法があるようです。
ですがナイロン、テトロンなどの化学素材は固いため棹に
「かんべり:良く押さえる音のツボ、勘所」が出来やすいらしいです。。
あまり減りすぎると糸を押さえてもビリ付きや音の立ち上がりが悪くなり
演奏に影響が出てくる様です。そうなった場合でも、
棹を削ってもらいかんべりを落とすことで元の平らな状態へ戻る様です。
とはいえ、やはり糸は絹を使いたい物ですね~
なんか三味線に化学素材はに合いませんし。
。。。と思い、三の糸を絹糸にしてみましたが、練習時は2~3時間は
弾きっぱなしになるのですが、あっけなくやってしまいました。。。
そんな物なのか、まだまだなのか。。まぁまだまだでしょう。
練習はナイロンが良いですね。だけど本番だからといって絹糸でやって、
本番で切れるのもイヤですけど。

■撥・駒もいろいろ三味線・唄のジャンルによってある様です。
 ※あくまで基本的な数値です。
 ●撥:民謡
  ○サイズ
   35匁:撥先幅/108mm 丈/197mm 重量/130g
   40匁:撥先幅/116mm 丈/204mm 重量/170g
   45匁:撥先幅/121mm 丈/210mm 重量/180g
  ○才尻(下の四角部)が
   8分材(小)
   9分材(中)
   1寸材(大)
  象牙蜂は9分大、寸大が使われる。
  プラ撥、プラ台鼈甲蜂、プラ台鼈甲蜂は25~50匁を使用。

材質は民謡の場合、やはり象牙が良いとされています。(めちゃめちゃ高価)

 ●駒
  ○材料
   象牙・舎利:長唄・清元・常磐津・新内・民謡
  ○駒の高さ
   民謡 2分8厘、3分
CIMG0106.jpg
材質はやはり象牙が良いとされていますが当然高価です。。
ですが、弦の振動を胴の太鼓へ伝える大事なもので、象牙以外はあり得ない様です。
舎利と言うのは水牛とか牛の骨の様です。こちらは安価な値段からあり
お稽古用と言ったところでしょうか。象牙、舎利に関わらずちょっとしたことで簡単に
カシャンと壊れてしまう様ですので、象牙はここぞと言う場面で使いたい物ですね。

さて、次回は粋な小物です。
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